【キャビネット】鍵を紛失しても番号から作れるケースがある？

合鍵の作成は鍵番号とメーカー名があればOK

鍵はメーカーによって番号が付けられているのが基本です。手持ちの鍵の頭部分を見てみると、メーカー名と番号が記載されていることがわかります。各メーカーは番号と鍵の形状を紐付けして管理しているため、番号とメーカー名がわかれば合鍵は作成できるのです。

鍵をなくしたときは製造シールを確認

なくした鍵の番号やメーカー名を知るためには、オフィス家具に付いている製造シールを確認してください。製造シールには、家具を作ったメーカーの名前や型番、鍵番号などが記載されており、家具の所属を判別することができます。記載されている項目はメーカーによって異なりますが、多くは合鍵作成に必要な情報が載っています。

メーカー名がないときはJOIFA番号を見る

製造シールの項目にメーカー名がないときは、JOIFA番号を見ます。JOIFA番号とは、一般社団法人日本オフィス家具協会が参加企業に対して付与している番号のことです。番号がわかれば、おのずとメーカー名もわかるようになっています。

現在、協会に参加しているメーカーの数は100を超えるといわれています。そのため、大手のメーカーであれば、たいていの場合はJOIFA番号が付与されているのです。ネットで番号を検索すれば、メーカー名が出てきます。鍵番号とメーカー名の両方が揃えば、後は専門業者に作成を依頼して合鍵を手に入れることができます。

JOIFA番号が記入されていない

ほとんどの製造シールにはJOIFA番号が記入されており、それを手掛かりにメーカー名を導き出せます。ただし、稀に協会に参加しておらず、JOIFA番号をシールに記入していないメーカーも存在するため注意が必要です。また、協会ができる以前に製造された古い家具もJOIFA番号が付与されていないことがあります。

鍵番号がわからない

メーカーによって製造シールに記入する項目は異なるため、中には鍵番号が書かれていないこともあります。鍵をなくし、鍵番号がわからないのであれば、合鍵の作成は困難です。また、鍵があったとしても、古かったり、汚れていたりすると番号が見えないこともあります。

製造シールが見つからない

合鍵を作る手掛かりとなる製造シールが見つからないと、必要な情報を手に入れられなくなります。製造シールはオフィス家具の所属を明らかにする重要なものなので、日頃から大切にする必要があります。このようにメーカー名・鍵番号を判別することが難しいと、合鍵作成を断念してしまうケースは少なくありません。

工夫してメーカー名と番号を割り出す

合鍵を断念したくないときは、いろいろな工夫を凝らすことがポイントです。例えば、鍵が古くて番号が見えづらいときは、光に照らしたり、よく磨いたりすると見えるようになることがあります。また、一見すると製造シールがないように思えても、家具の後ろや内部、側面など、あらゆる場所をくまなく探してみると見つかるかもしれません。